上級者への道

TOEIC800から900へ 【前編】

こんにちは。なみすけ85です。

英語中級者が上級者になるには、まずはTOEIC900と英検1級を目指すことを前回提案しました。

英語中級者が上級者になるためのロードマップ

さて、普段私が勤めている会社では、同僚の大半がちょうどTOEIC650〜800という中級レベルです。理系中心なので、全員TOEIC900オーバーという感じでもありません。そのため、「彼らがTOEIC900を超えるためにまずやるべきこと」と考えると、とてもアドバイスしやすいです。

このブログをご覧いただいている皆様は、日々子育てや育児をされているお母様方、また普段会社勤めのサラリーマンの方など、私と同じ20代後半〜40代くらいがメインかと思っています。そして、この記事を真剣読んでいただけているのは、まさにTOEIC〜800くらいまでの英語中級者の方と思います。

そのような方がTOEIC900を取りたい理由は、

  • 海外赴任選抜で有利になりたい
  • 昇進の必要条件なので取得したい
  • 転職や再就職で英語力をアピールしたい
  • 子育てをしながら、在宅で翻訳などのバイトをしたい
  • そして、子供に英語を教えたい

 

などなど。

TOEIC900を取れば、上記のことが一気に現実味を帯びます。実生活ですぐに良い効果がありそうですね。

それでは、英語中級者の方がTOEIC900を取るために絶対にしなければいけないことを書いていきます。

最低限必要なことだけまとめます

TOEIC900を突破するために何が必要かをまとめます。

はじめに、英語中級者と言っても当然一括りにはできません(得手不得手にばらつきがある)。そのため、どんな学習法の提案であっても、「読者様全員にとって必ずしも効果的でない」という、不確実性が常につきまといます。

そしてそれは、「実際やってみたけどTOEICの点数が伸びなかった」という様に、皆様の貴重な時間をただ奪う、ミスリーディングな記事になってしまう恐れがあります。私はTOEIC専門家でもなんでもなくただのアマチュアなので、ここの部分については慎重になりたいと思います。

そのため、もっと色々提案したいという気持ちを堪えつつ、「TOEIC900点取得者であれば誰でもこれくらいはできる」という目線で、最低限要求される事項だけを記載することとしました。

正直なところ、小手先のテクニックについては詳しくありません。これで足りないところは、私なんかではなく、プロのTOEIC講師の方のブログなり参考書なりで、各々+アルファで学習して頂ければと思います。

なお、「英語力は高いのに受験力が異様に低い」ことが原因でTOEIC900に達していない方はこんなところで時間の無駄をしてはいけないので、【英語力】と【受験力】の2つの視点から言及していきます。

英語を語順のまま理解する 【英語力】

まず、ある程度TOEIC対策をして本番を受験した経験のある方に、以下感想をお持ちではないかお尋ねします。

リスニング音声が早すぎた

読解問題(Part 7) が最後までたどり着かなかった

自分の経験に基づく推測ですが、900点に達していない方のほとんどがこの状態だと思います。私が800点前半だった際、何度受検しても、リスニングは細部が聞き取れないどころか、何の話をしているのか分からず、適当にマークするということがしばしばありました。

読解問題(Part 7)においては、決まって残り10問くらいが塗り絵状態でした(調子が悪いときは15問くらい)。こんな状態では、精度はさておき、全問目を通して回答することが前提のTOEICにおいて、受験者の上位数%しか手にできない900点を取れるわけがありません。

この根本的な原因は、英語を語順通り処理出来ていないところにあります。つまり遅い。一度しか音声が流れないリスニング問題において、この遅さは致命的です。読解問題においても、英文を前に後ろに行ったり来たりしていては時間が倍以上かかってしまいます。

シャドーイングで鍛える

英語を語順通り理解する能力を養えるのが、シャドーイングというトレーニングです。聞こえてくる音声をやや遅れて、できる限り正確に繰り返すというもの。

最近多くの参考書ではその重要性からすでに取り上げられており、実践したことがある方も多いと思われますが、意外とまだ手を出せていない方がいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事のターゲットはその様な読者様です。

私は田舎の(ギリギリ)進学校出身でしたが、中学・高校時代、残念ながらシャドーイングの重要性を全く教わりませんでした。そして事実、シャドーイングの重要性を知らないまま受験していたTOEICはやはり800点止まり。いくら机上の勉強で知識を増やしてもスコアが微動だにせず。

大きくTOEICの点数が動き始めたのは、シャドーイングをやり始めた直後でした。

シャドーイングを鍛える参考書はこの1冊だけで十分です。

詳細は本書に任せますが、このトレーニングに慣れてくると、それまで体験したことのない以下の様な感覚が頭の中で起ります。

音声の英文がまるで、頭の中の白紙に、カタカタと音を立ててタイプされて並べられる →  その英文を語順のまま読めば意味を理解できる

この辺りのメカニズムについては、私は専門家でもないので不正確な情報になるかもしれませんが、さらに上級になると、そのプロセスを意識しなくともナチュラルにそのまま理解するようになります。

いわゆる英語脳とか英語回路とか言われるものでしょうか。

初めてこの感覚を味わうと、良い歳の大人であってもなかなか興奮します。今まで全く意味を持たないデータがどんどん価値ある情報に変わっていく。「今夜は徹夜で英語を聴き続けたい。だって今聞いたら、今まで意味不明だった英語音声が全部分かるかもしれない気がするのだから。」といういうくらい、自分の成長を明確に感じることができる瞬間です。

何年も前のことではあるが、私もこの感覚だけはいまだに鮮明に記憶しています。

シャドーイングの素晴らしさ

英語が聞こえる様になる以外にも、いくつか素晴らしいことがあります。

特筆すべきは、長文読解のスピードが上がる点。

本書のシャドーイングトレーニングを積めば、英語の語順のまま理解できる様になります。頭の中にタイプされた英文を語順通り理解できるからリスニングができる様になった訳で、実際の紙の上にタイプされた長文も左から右に理解できる様になっています。

TOEIC900レベルの読解スピードとは、問題文を拾い読み(スキミング)して、何とか時間ぴったりに終わるくらいです。本書のトレーニングを積めば、この読解スピードを得ることができます。(なお、TOEIC満点を取得するためには、上から下まで全文読み+見直し5分くらいのスピードが要求される。)

これにより、上記の「長文読解の遅さ」も解消される。

 

第二に、リスニングテストで最後まで集中力を保てる様になる点。

TOEICに限らず英検1級のリスニングテストは、とにかく長いです。特に英語を普段から聴き慣れていない中級者にとっては、なかなか大変な作業。集中力が切れて、ついぼーっとしてしまうこともあるでしょう。

私自身、TOEICのリスニング問題の60問目や80問目くらいになると、そのパートの終わりまで遠いのと疲れとで、思考停止状態になることがよくありました。これは非常にもったいなくて、その数問を落とすだけでなく、焦って次の問題も間違ってしまうという悪循環にはまり最悪です。

しかし、シャドーイングができる様になってからは、この悪循環にはまらなくなりました。集中力が切れそうになるときは相変わらずありますが、そんな時は意識的に頭の中でシャドーイングを開始することによって、英文が頭の中に入ってきます。再び良い流れに乗ることができるのです。

 

最後に、シャドーイングはいつでもどこでもできて学習が楽という点。

わざわざテキストを開く必要がないのです。学校や会社で英語学習の確保が難しい方であっても、携帯用音楽プレーヤーさえあれば、散歩中、運転中、また電車の中でも発話せず小さく唇だけ動かせば(マスクをするのも一案)、その効果は十分確認できるはず。

従来の机上のお勉強とは違い、シャドーイングは身軽で、学習が煩わしくならないのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これで英語中級者の方がTOEIC900を乗り越えるための英語基礎力は完成です。

たったこれだけですが、これが効く大人の読者様は意外と多いと推測します。今でこそSNSがありYOUTUBEがあり、色々な媒体を通して「シャドーイングは大事」という情報にアクセスできるようになりました。

しかし我々が学生だった頃、この重要性をしっかり教えてもらったという方は意外と少ないかと。そして、その頃の教わった英語学習法が自分の中の常識となってしまっている場合も多いのではないでしょうか。

そういう方は学習法を変えてみるのも飛躍のための一手です。まだ「シャドーイング」を試していない方はこれを機に一度挑戦するのをおすすめします。

そして、この能力を踏まえた上で次回紹介する模試でTOEIC力を仕上げたら、900点突破は目の前です。

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なみすけ85
会社員(33)。2児の父。趣味でブログ運営。英検1級、TOEIC満点、国連英検特A級を保有。学生時代は臨海セミナー、栄光ゼミナール、家庭教師のトライで英語指導の経験はあるが、バイトだったので指導力は所詮アマチュアの域。