こんにちは、なみすけ85です。
前回の英検準2級の面接本番からちょうど2年が経ちました。
東京は緊急事態宣言下ということもあり、受験を悩みましたが、しっかりマスクと消毒の対策をして受験することにしました。
やっとこさ漕ぎ着けた英検2級の2次試験。
面接本番に行ってきました。
会場入り
会場は、都心、市ヶ谷駅から徒歩数分の大きなビル。
ビルの前には、しっかりコロナ対策ご協力のお願い。
建物に入ると、長蛇の列に並び、ヘルスチェックと受付を済ませ、控室に到着。
中は、たくさんの学生さんで席が埋まっていました。
英検2級の2次試験ということもあり、小学生低学年のお子さんはほんの数名。
小学校高学年がちらほら、あとは中高生が大半でした。
密になるのを避けるため、「いつも通り楽しくたくさん話してね」とだけ伝えて私は早々に会場を後にしました。
面接本番
英検2級の面接部屋が複数用意されていたにも関わらず、部屋に誘導されるまでかなり時間がかかっていた様子。
3、40分くらい経って、ようやく、面接試験を終えた息子が戻ってきました。
息子の情報によると、(決して悪い意味ではなく、)日本語アクセントの英語を話す、40代くらいの日本人男性の面接官の方一名に試験して頂いたとのことでした。
実際の試験は以下の様に行われたとのこと。
本番での回答
- 音読問題:
黙読は、ざっくりだいたい理解。内容は、「老人の介護サービス」について
音読は、一回噛んだが、スムーズにいつも通り。 - Question 1 :
HOWで聞かれて、文章中の言葉を使ってBY〜で回答。 - Question 2 :
写真(老夫婦が朝運動をしたが、片方が疲れてしまって、もう片方がタオルを持ってくるなどして看病するストーリー)。特に問題なく説明できた。 - Question 3 :
(Q) サプリメントを買う人は今後増えると思いますか?
(A) Yes, because, in my experience, for example, thanks to such supplements like vitamin ones, I was able to work off stress forgetting all negative things in my life, that’s why I think so in terms of stress. - Question 4:
(Q) 学校でクラブ活動をする人は今後増えると思いますか?
(A) Yes, I think such club will allow us to build friendship. In my experience, for example, thanks to the club such as soccer, programming, and other clubs, I was able to make a lot of friends at school.
※聞き返しはしなかったとのこと。
※英文は原文のまま
トピックの内容は、社会性の高い問題が出されたら、ちょっと苦しいかもなとも思っていましたが、明らかに簡単なものでした。
思い返せば、英検準2級でも答えやすいトピックでした。
どうなんでしょうか。
また、質問に対する答え方は、彼が答えやすい一定の型があるようにも見えますし、所々おかしいかなというのもありますが、とにかく「発言量」次に「理由」がしっかりあるので、意見として強い印象を受けました。
回答内容については、「小3で”in terms of”なんて堅苦しく歳不相応な表現」という意見も聞こえてきそうです。
面接の練習(過去記事: 【英検2級】小学生(低学年)にとっての2次面接とは )で一通り話し方のバリエーションを伝えて、息子自身が使いやすい!と思う表現を選び、それを私から訂正はせず、話したいように話させた結果こんな感じになりました。
試験の後は、恒例の速攻リラックスタイム。
二人で近くのコーヒーショップに行き、ケーキを食べながら、面接試験の内容や面接官について等、英検2級の面接試験終了の余韻に浸りました。
その後は恒例の玩具屋さんに連れて行き、とにかく英検2級における息子の努力を労いました。
結果
約10日後、インターネットでの合否発表があり、見事面接も合格していました。
YouTubeのフォニックスソングをお家で歌うところからスタートした早期英語教育。私の仕事が忙しくてかまってあげられない空白の期間もありましたが、5年間続けた結果、なかなかの英語話者に成長した様です。 pic.twitter.com/G8oHT2yVsN
— なみすけ85 (@namisuke85) March 9, 2021
非常に良く評価された様子。
スコアを見ると、素点で32/33点というほとんど満点の結果でした。
また、今回の内容においてですが、英検準1級の合格ラインさえも突破できる様です。
なお、CSEスコアの不思議なのですが、素点で1点しか落としていないにも関わらず、CSEスコアでは、556/650。
なんだこのギャップは?とも思いましたが、おそらく他の受験生もよくできていたということでしょう。
インターネットでの結果発表の三日後には、もう証明書が郵送されてきました。
一次試験と合わせて振り返っても、両方とも素晴らしいできかと思います。
ちなみにCSEスコアが2150以上で英検2級を合格したので、認定としては「2級A」となるとのこと。
英検ホームページより抜粋
引用元: https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2016/0719_01.html
大学入試等で資格欄に記載もできるようですが、これをどのように活用できるのかは不明…
いずれにせよ、これで正式に英検2級保持者となりました。
英検2級の総括
予想以上に時間がかかった英検2級。
小1の3学期に英検準2級に合格してから丸々2年間経過しました。
英検2級に初めて取り組んでみて、まず打ちのめされたのは、単語と長文の難しさ。
このハードルはとても高く、一旦英検とは距離をおきました。
これを長期的に乗り越えるために、ざっくり以下のことを取り組みました。
単語帳は会話型のものを1つだけ、文法は中学英語(英検3級)+アルファ(分子構文など口語で使いやすいものだけ高校英語)、オンライン英会話を慣れるまで一定期間、アニメとゲームで自然な英語に触れ、子供がハマる内容の洋書多読をガッツリと、最後は過去問で精読と試験慣れ。
さらに「とりあえずやってみた!」的なものも含まれます。
これを、平日に楽なやつ少し+週末に1、2時間くらいですね。
所要時間については、また詳しく次回の記事で触れたいと思います。
次に二次試験。
これは準2級と同様、一次試験での貯蓄があるので、スムーズでした。
英検の面接に特化した練習は、1週間程度しか行っておりませんでした。
筆記試験が終わってからは、英検の面接形式に囚われることなく、色々なトピックについて好きな量だけ好きなスタイルで話させました。
我が家では、英検の面接の練習に付き合う以外、ほとんど日本語です。
オンライン英会話も一定期間やりましたが、どうしてもインプットの割合が強めになりがちで若干の不安はありました。
しかしそれでもアウトプットの力も養えていたようです。
「自分の意見や感情を理由でもって伝える」強さは、単語と社会情勢の知識を上乗せする必要はありますが、英検準1級の面接でも十分通用すると側から見ていて思います。
ざっくりでしたが、以上が英検2級の総括です。
まとめ
我が家のように日本で普通に暮らす子供にとっては、これまでに無いほど高い壁、英検2級。
虎視眈々と英検を横目に見つつ、機が熟すまで子供の成長を見守りました。
少しきついなと感じる時は、英検から一旦離れて、ネイティブ素材を活用して楽しく。
焦らずコツコツやっておきます。
するとある時、子供の成長とともに英検2級を突破できるかも?と思う瞬間が来ました。
そこに到達すると、後は早い。
最終的には、英検を通して、試験の枠組みを超えて英語力が成長したと感じるブレイクスルーを経験しました。
親子でじっくり腰を据えて、気長にやることで乗り越えることができた英検2級でした。