小学生の英検

英検の問題集をやってみる

英検に合格するには、これまでのお風呂で行う様な半分遊び感覚の英語学習だけでなく、問題集を多少なりとも解いておく必要があります。

しかし、「幼い子供が本当に英検の問題集なんかに取り組めるのか?」というのが気になるところかと。

もちろん子供の特徴や性格によるところが大きいですが、気持ち面での準備を手伝うことはできます。

今回は、小さい子供が英検の問題集を解くためのモチベーション作りについてです。

英検合格のためのアメ(インセンティブ作り)

息子様に5、6、7歳の小さい子供にとっては、問題集を解く行為は少し負荷のかかる行為であることは容易に想像がつきます。

機嫌の悪いときには全く勉強が手につかないなんてこともしばしば。

こんな時はもちろん休憩させてやるべきなのですが、長期的に英語がめんどくさくなるのは避けなければいけません。

この対策として、息子の場合はご褒美が非常に有効でした。

もちろん英語が嫌いではないのですが、子供なりに頭をフル回転させて学習するので疲れます。

一旦その疲労感を経験すると、「疲れるのは避けたい」という思いが強くなっていき、一時期英検から距離を取りたがっていた時期もありましたが、結果ご褒美を目指し、英検の勉強を続けています。

「モノで釣る」というコンセプト自体受け入れ難いという方もいるかと思われますが、これで息子が最終的な目標(小学生のうちに最低英検2級、できれば英検準1級に合格)に一歩でも近づけるのであれば、背に腹は代えられないという思いで。

なみすけ85
なみすけ85
英検5級に合格したら、好きな妖怪ウォッチのおもちゃを買ってあげる!

なんとも露骨なアメを日々の学習に忍ばせながら、息子のモチベーションを維持しました…(ちなみに今でも同じ手法です…)

「きついことは嫌」というのは自然で素直で健康的な反応。

しかし将来のために必要なきつさを強いるとき、ご褒美によるインセンティブ作成はなかなか効果的な様です。

そして何より、親がイライラしてアメではなく間違ってムチを与えることだけは、子供が英語嫌いになるのでやめておくのが賢明です。(筆者反省中)

英検問題集に挑戦

これまでの学習である程度英検5級の準備ができてきたら、いよいよ問題集をやっていきます。

しかし、早期英語教育の第一関門として、ふりがな付きの英検教材がほとんど存在しない。。

漢字を知らない幼稚園の子が中学1年生と同じ問題集を使うことはできなので、できるだけ平易な言葉とイラストで描いてあるものを選びましょう。

とりあえず、一日1ページからスタートしてみて、その一冊をやりきるということを目標にします。

問題集を進める中で、知らない単語に何度も遭遇することでしょう。

その際は、出会ったその日に覚えさせ、そして次の日に覚えているか確認することで、徐々に語彙力を高めていきましょう。

単語帳をやる方には、PASS単は使いやすいのでお勧めです。

ただ、この時期の子供にとっては、単語帳はただの文字の羅列。単語帳を使って単語だけ覚えるのを嫌がるかもしれません。

そのときは、決して無理強いをする必要はありません。問題集で出会った単語だけ習得していく方法で、英検5級突破は十分可能ですのでご安心下さい。

実際、息子は単語帳にあまり興味を示さなかったのでほとんど使いませんでした。

また受験前に明らかに単語力が足りない場合は、最後の最後にお風呂単語等で語彙アップするのでもOKでしょう。


(追伸)

中学英語の単語(英検5級から3級まで)をまとめた、小学生に効く単語帳が発売されています。

これから英検5級の単語帳をやる方は、上記のパス単に加え、こちらもどうぞ。

(詳細はこちらの記事を参照:仕上げと準2級に向けて

まとめ

一般的には、英検の問題集を幼稚園の年長や小学生低学年の子が解くこと自体に違和感や不自然さを覚えるかと思います。

もちろん私も同じで、自分の幼少期に照らすととんでもない。

ただ、お子さんによってはできる子もいると思います。ちなみに我が家の場合は、息子はできて、娘はできません。

性格の問題もありますのでその辺りも考慮して、もしやるならご褒美を与えながら少しずつ。

そうすれば、公文の算数のプリントをやる感覚で英検の問題集も進めることができるかもしれません。

ABOUT ME
なみすけ85
会社員(38)。2児の父。趣味でブログ運営。英検1級、TOEIC満点、国連英検特A級(外務大臣賞)。できるだけ金のかからない自宅学習法を目指して発信。