小学生の英検

【英検準1級】小学生のうちに合格できた…!

こんにちは、なみすけ85です。

息子も小6になり中学受験も本格化するため、何度も諦めてしまいそうになった英検準1級。

なんとか合格いたしました!

今回もたくさんのいいね、お祝いコメント、ありがとうございました。

何度も不合格をもらった分、とても嬉しいです。

それでは結果の詳細を見ていこうと思います。

不合格の反省と改善

今回の受験から遡ること、3ヶ月前。

従来型英検(PBT)を受験した結果、リーディングが読めるようになった一方で、今後はライティングの足を引っ張り不合格になりました。

またもや不合格…

リーディング、ライティング、リスニングにおいて、指導する側の私に思いこみや変な固定観念があり失敗していました。

その後、それぞれを3ヶ月間でしっかり修正しました。

改善内容は以下参照:

日本語で考えていいんだよ?

S-CBT活用で準1級を攻める

リスニング力の底上げ

本番当日

この3ヶ月間、中学受験の勉強はほどほどに抑え、英語メインで準備をしました。

英語力がしっかり育っていると感じたとはいえ、過去問をやってみると、合格ラインに乗るかどうかというギリギリの状態でした。

本当に50−50。

また今回は、PCを使った試験であるS-CBT受験としたのですが、都内の受験会場は、受験しやすいためか、大人気で予約が取れません。

なんとか横浜の会場の予約を取ることができました。

電車に揺られて1時間で会場に到着。

S-CBTは、従来型英検とは違い、同伴する保護者は会場内に入れません。

会場入口のところで息子を送り出した後、毎度ながら試験会場の近くのカフェで読書をするのですが、色々思うところもありました。

思い返せば、息子が英検5級を初めて受験したのは、幼稚園の年長のときでした。

受験会場の椅子が大きすぎて、足が宙ぶらりんになりながら、体の大きい中学生に混ざって受験したことも。

そんな小さかった息子も今や小6になり、もしこれに合格すると、もう親子で一緒に英検を勉強することもなくなるかもしれません。

一緒に英検の準備をしたり、教材や洋書を買いに行ったり、ドキドキしながら英検会場に向かったりすることは、今後はもうないかもしれません。

側から見たら、親父が子供の英語の勉強を小さい頃から見ているのは、ただの教育パパにしか映らない気もしますが、実際二人で真剣に取り組んだ分、本当に色々な思い出ができたな、と。

結果

受験して約1ヶ月後。

恐る恐る会社のPCで合否閲覧をすると、

結果は、合格でした!

アウトプットのライティングとスピーキングで引っ張り、リーディングとリスニングは合格点ボーダーラインです。

英検準1級は、我が家が何度も失敗しているように、小学生には本当に難易度の高い試験です。

そのため、できるだけスコアを上げるためのテスト対策も実施しました。

具体的には、回答順序と捨てる問題を決めています。

スピーキング→リスニング→ライティング→リーディング

の順序で回答し、ライティングには40分程度かけ、しっかり得点源にします。

そうすることでリーディングの時間がなくなるため、リーディングの長文3題のうち、後ろ2題を捨てています。

またリスニングの大問2は、一方的に話される説明文で何度練習しても半分以上得点することができなかったため、「できるだけ頑張る」の精神で挑んでいます。

英語力に加え試験対策もしっかり実施したことで、ようやく合格に辿り着きました。

もし息子がこのような試験対策をしなければ、合格は無理だったというのが我が家の正直なところです。

英語力は伸びたか?

試験対策までしてなんとかもぎ取った英検準1級合格。

では、試験とは離れて、純粋な英語力の変化についてですが、これは間違いなく2級の頃と比較して数段上にいます。

まず英単語を重点的にやったため、日常で触れる洋書、海外ゲーム、アニメで登場する単語のほとんどがわかる状態になりました。

単語不足で困るという状況にあまり遭遇しなくなりました。

また単語と同じくらい力を入れたエッセイですが、こちらも英検1級顔負けの内容を書くことができるようになりました。

なみすけ85
なみすけ85
英検準1級のBody2つを3つにしたのが英検1級のエッセイ

エッセイの練習では、テンプレを覚えるだけでなく、大量のフレーズを覚え、自分が使えるレベルまで昇華させました(能動語彙として身につけました)。

それによって、ただテンプレを使うのではなく、「自分が主張したい意見を大量に学んだフレーズを使いながら論理的に紐付け表現できる」ようになりました。

どんなトピックが来ても自分の考えを論理的に表明できるようになった。

ここは本当に成長したと思います。

一方、リスニングは、そこそこ伸びたかな、という印象に留まります。

また、スピーキングは、特に勉強をせずに、試験の2、3週間前に練習した程度でした。

が、エッセイが伸びた分、それをベースに話すことができるようになり、かなり込み入った議論ができるようになっておりました。

なみすけ85
なみすけ85
やはりアウトプットは自分が使えるフレーズが増えれば増えた分だけ伸びる

試験とは離れて、英語力もしっかり伸びたようです。

英検準1級を小学生に勧めるか?

それでは次に、私が小学生に英検準1級受験を勧めるかどうか。

ここは、本当にご家庭による、としかいえないと思っています。

以前早期英語の捉え方について書きましたが、各家庭が設定する早期英語の目標は何か?に依るかと。

ただ我が家のように「小学生うちは英語をたくさん勉強したい。その英語力を活用して中学受験にも挑戦したい。」というご家庭には、良い先生が近くにいる場合、お勧めします。

なお、「良い先生が近くいる場合」と条件をつけたのは、(自慢ではなく)私のように英語がある程度できる親であっても、親単独で純ジャパの小学生に英検準1級を取得させるのは、実体験としてかなり困難であると感じるためです。

なみすけ85
なみすけ85
我が家はエッセイの指導に親のバイアスが入り実際に失敗しました

英検活用の一例を挙げると、英語の学習環境が素晴らしいM国際学園。

なんと2024年度の入学試験は、英検準1級を持っていたら英語の試験が免除。

すなわち、200点(英100 国50 算50)のうち、100点分の試験において最初から合格点が与えられます。

この学校を志望する場合、とても大きなアドバンテージになります。

ただ、ここまで国語や算数に時間を割かなかった分、中学受験の本番までに取り返せないということもあります。

また、中学受験は考えていないが、英語力を小学生のうちにできるだけ伸ばしたいご家庭。

英検準1級を目標にすることも良いですが、部分的に英検準1級の学習を進めるのも良いと感じます。

例えば、「英検準1級の単語だけ積み上げる」「英検準1級のエッセイを毎週書いて先生に添削してもらう」だけでも将来的にかなり楽できます。

大学入試など受験のタイミングで単語やフレーズを一気に覚えることは、かなりしんどいですし、なかなか定着も悪いです。

暗記して受動語彙としては身につけても、その後にさまざまな文章や音声の中でその単語と「再会」しなければ、能動語彙レベルにならないからです。

幼少期からコツコツやってきた人を追い抜くには、圧倒的に時間が足りません。

小学生のうちから一日20、30個と決めて、PASS単アプリミカンと併用してコツコツ進めておくだけでも、とても良い学習になります。

まとめ

英検2級に続き、長きに渡った英検準1級の戦いも一旦ここで幕が閉じます。

思い返せば6年前、早期英語を始める際一番始めの記事に、以下を目標として書いていました。

「小学生のうちに英検2級・できれば準1級」

ご家庭で早期英語教育を始めるにあたって

本当に全てがうまくいったら、小学生のうちに英検準1級に到達できるかも、という気持ちで書いた我が家の早期英語の目標が現実のものとなりました。

「小学生に英検を受けさせるなんて」と反感のご意見をもらったこともありましたが、早期に英検を取得したことによって我が家がどのような便益を享受するかを、今後綴っていきます。

逆に、小6の夏休み直前まで英検に取り組んだことによって、中学受験の勉強はほとんど手をつけられなかったという難しさもありました。

こちらは、中学入試の方の記事で詳細を書きたいと思います。

色々ありましたが、とにかく、ひと段落です。

ABOUT ME
なみすけ85
会社員(39)。2児の父。趣味でブログ運営。英検1級、TOEIC満点、国連英検特A級(外務大臣賞)。できるだけ金のかからない自宅学習法を目指して発信。