小学生の英検

日本語で考えていいんだよ?

こんにちは、なみすけ85です。

前回の英検不合格を機に、小6息子の英語力ってどうすれば伸びるんだろうな、、、とか原点に戻って色々と考えるようになりました。

今回は「英語を日本語で考える」ことを取り入れてみました。

英検の長文が読めない原因

リスニングは音の習得が完璧でないため仕方がないとして、問題は英検のリーティング長文。

これが帰国子女のお子様たちにはできて、息子にはできない理由ってなんだろなと。

「日本の環境で育ったため英語で考える力がないんでしょ」と言われればそうなのですが、長文を一文一文訳すことはできます。

では、長文をまるっと1つ渡して読んでもらうと「よく意味がわからない…」となります。

色々インタビューしたところ、「無理して英語を英語のまま理解する」ことをしていたようです。

息子の場合、「英語を英語のまま理解する」は低次元での簡単な英語の時は可能です。

例えば、子供向けの洋書は物凄いスピードで読み上げます。

しかし英検準1級の長文となると、内容が高度なため話を頭で整理できない。そのため話の要点がわからない。

これは、端的に、「息子の場合は、論理を処理するための言語が日本語だから」だと気づきました。

当たり前ですが、家でも学校でもオール日本語生活をしている息子は、思考する際は日本語です。

英語に触れる際は英語脳になりますが、ネイティブのお子さんと同レベルで英語で思考できるかいうと、それはできません。

そのため、英語を英語で理解しようとしても、情報を論理的に処理できない、具体的には紐付けたり、文の関係性を整理して理解したりができない。

これによって論理的に読まなければ理解できないレベルである英検準1級の長文が読めないという状況に陥っていました。

日本語で考えていいんだよ?

ではどうすれば現地の小学校高学年の子どもが読める文章を理解できるのか。

まず我が家では、「無理に英語で考えなくて良い」ことを助言しました。

一文一文は、力づくで訳せるので、最初は一文読んだら日本語で意味を整理(数十秒設ける)。

それを繰り返し、徐々に、英語で読むが日本語で理解をする癖をつけました。

なみすけ85
なみすけ85
インターフェースが英語、ロジックが日本語(と部分的に英語)

これによって、時間はかかりますが、深い思考を持って英語を読むことができるようになりました。

ライティングにも横展開

あいにくこのやり方はスピードが求められるリスニングには適用しにくいですが、ライティングの論理を形成する際に役立ちます。

我が家のライティングの書き方は、因果関係と一般化特化しか使いません。

これらのうち、特に因果関係を考えるときに、日本語で考えるようにも癖づけました。

これによって、多少コロケーションがおかしい文章になることもありますが、自分の意見をしっかり伝えるロジカルエッセイが書けるようになりました。

まとめ

早期英語教育の最大のメリットである「英語を英語のまま理解する」能力。

これは今後の英語人生においても最大限活用される大変貴重な能力です。

しかし、日本で生活し日本語で思考することで成長してきた息子が、論理的な整理を要求される文章に遭遇したとき、現地のお子様よりも数段劣る「英語を英語のまま理解する能力」では対応できないことがあります。

残念ながら先述した通り息子は現地のネイティブのお子さんよりは英語力が遥かに低いです。そのため、大人から英語を始めた方に少し似た手法を用いて対応する、というのが良さそうです。

その際は、英語でインプットした内容を日本語で整理するといった「英語日本語ミックス」を大胆に使うことにより、多少時間はかかりますが、英検準1級の長文を読めるようになりました。

ABOUT ME
なみすけ85
会社員(38)。2児の父。趣味でブログ運営。英検1級、TOEIC満点、国連英検特A級(外務大臣賞)。できるだけ金のかからない自宅学習法を目指して発信。