こんにちは、なみすけ85です。
前回記事でお伝えした通り、今回は20点中17点を取得することができたエッセイについて書いていきます。
実際のスコアはこちらからご覧ください。 国連英検特A級を再受験してみた結果
国連英検特A級を受験する英語学習者が必ずと言って良いほど悩むのがこのエッセイの書き方。
ここまで情報ニーズがあるのはわかっていましたが、これまで当ブログで英検1級等においてもエッセイに触れてこなかった理由は、「自分のエッセイが完璧でないことがわかっているから」です。
前にも書きましたが、私はただの日本人英語ユーザーです。
公開したところでどうしてもプロの方から見たら、文法的・コロケーション的におかしい点があると分かっております。
極端な言い方をすると、自分が余計な発信をすることで読者の方に負の影響を与えるだけなので控えておりましたが、今回はそれなりの対外評価をもらったのでそこにフォーカスして書くことにしました。
そのため、あくまで国連英検特A級のエッセイである程度得点できる「ざっくり構成」をお伝えできればと思います。
参考程度にお手柔らかにご覧いただければと思います。
ボディパラグラフの書き方
まず5パラグラフエッセイを使用することを前提とします。
国連英検エッセイの肝は、このうち3つあるボディパラグラフを如何にして書き上げるか。
私は過去にも1次試験を受験しているので、その際にも過去問の模範エッセイを見て、書き方の規則性を見出そうと試みました。
しかし、かなりわかりにくい。というか、再現性が低い。。
5パラグラフエッセイしか書けない私にとって、絶妙にバランスの取れた模範回答の様なエッセイは全然真似できないのです。
しかし、しばらく解答を俯瞰しているとあることに気づきました。
過去問をお持ちの方は、「2017年度第一回」のエッセイ模範解答の中の第3パラグラフ(”Second”~)と第4パラグラフ(”Third”~)をご覧ください。
- ボディ=必要性+必要性の詳細+必要性に対する国連の動き
この書き方が連続的に使われています。
「必要性」とは、社会問題のこと。
「必要性の詳細」とはそれが如何にやばいかのこと。
この書き方を3つボディとして作ればエッセイ終わり。
タスク達成です。
国連の存在意義を考えると、当たり前と言えば当たり前な書き方です。
なぜなら、本質的に「国連が動くのは、そこに社会的なニーズがあるからであって、ニーズがないところで国連が勝手に動いていたらただの税金寄付金の無駄遣い」となるからです。
国連英検で国連をディスり始めてもしょうがありませんw
「必要性」から各ボディパラグラフに入ることで、後に続く国連の役割が際立つため、国連エッセイのボディの軸がしっかりするというわけです。
- 導入
- 必要性→必要性の詳細→必要性に対する国連の動き
- 必要性→必要性の詳細→必要性に対する国連の動き
- 必要性→必要性の詳細→必要性に対する国連の動き
- 結論
5パラグラフエッセイしか書けない私は、このフォーマットで勝負することにしました。
なお、導入や結論の言い回し、ボディの切り返し(「必要性から国連に切り替わる際の単語:In this regard, Here,)は、過去問の模範エッセイからそのままパクって覚えているので、採点者には文句を言わせません。
練習すれば「芋づる式」
上記で書き方が決まったので、あとは「必要性」とそれに対する「国連の動き」の箱の中に、ニュースや英字新聞で得た問題をどんどん自分のアイデアとして貯めていくイメージです。 アイデア蓄積につき、貧困問題で例をあげます。
必要性:Poverty must be addressed since it is jeopardizing human life.
必要性の詳細:In Yemen, South Sudan, Syria, Republic of Congo, and so forth, hundreds of thousands of people are dying without access to food, water, medical care, etc.
国連の動き:In response to the dire situation, the UN, with the lead of the Security Council, mobilizes the UN peacekeeping forces, confirming agreement between the states concerned. In addition to the duty of maintaining peace on the ground, the UN peacekeeping forces provide humanitarian aid including the relief supplies to sufferers.
ここまで一つの流れで練習をしておくと、本番で即座に1パラグラフ書き上げることができます
そしてこのネタはどんなものが良いかというと、まずは17あるSDGsから入るのが良いでしょう。
二次試験の面接対策の記事でも書きました。 国連英検特A級(面接) 【前編】 貧困、環境問題、海洋問題、教育、など良い感じでカテゴリー分けされています。
本番の際にその場でわざわざ考えなくても、エッセイの試験トピックと「必要性」までを関連づけできれば、「国連の動き」は芋づる式で出てくるというわけです。
完全なテスト対策ですね。
あんな30分そこらで、国連の様な超グローバルな動きを一から考えてロジカルに書けるわけないだろ?wということです。
そして同時にこの練習によって、2次試験も乗り切る力が養われるということになります。
17点のエッセイ
それでは本番で実際に私が書いたエッセイです。
ブログで情報をシェアできる様、1次試験を受験した直後にボイス録音してバッチリ記録しておりました。
ただし、スペルミスや3単現などの文法ミスを実際にはおかしているかもしれません。
そして私が書くアルファベットはミミズがはった様な感じなので、字が汚くて減点されている可能性もありますこと、申し添えます。
また原文ままなので、時間制限が過酷な試験状況下で書いたエッセイとして、温かい目でお願いします。
それでは以下をどうぞ。
Why is the work of the United Nations more relevant, effective, and urgent now that at any time in history? [2019-2]
I will briefly discuss why the work of the United Nations (UN) is more relevant, effective, and urgent now that at any time in history with reference to climate change, poverty, and conflict.【導入】
First, climate change must be prevented as an urgent global issue. 【必要性(頑張って関連づけ)】
According to the IPCC, CO2 level in the air has exceeded the earth’s capacity, meaning global warming problem is becoming irreversible unless we take actions now. 【必要性の詳細(芋づる)】
Here, the UN led the Paris Agreement that encourages concerted efforts of all nations. However, the fact remains that there are some nations reluctant to making the costly efforts, prioritizing own immediate profits over global benefits. In this regard, the UN formulated an incentive scheme named “cap-and-trade” whereby hard workers are financially remunerated, which paves the way for climate change prevention. 【必要性に対する国連の動き(芋づる)】
Second, poverty must be addressed since it is jeopardizing human life. 【必要性(頑張って関連づけ)】
In Yemen, South Sudan, Syria, Republic of Congo, and so forth, hundreds of thousands of people are dying without access to food, water, medical care, etc. 【必要性の詳細(芋づる)】
In response to the dire situation, the UN, with the lead of the Security Council, mobilizes the UN peacekeeping forces, confirming agreement between the states concerned. In addition to the duty of maintaining peace on the ground, the UN peacekeeping forces provide humanitarian aid including the relief supplies to sufferers. 【必要性に対する国連の動き(芋づる)】
Third, peaceful dialog must be facilitated to minimize today’s rampant conflict. 【必要性(頑張って関連づけ)】
It is natural that each nation has each motivation, desire, and plan for own citizens; hence, there is often difference among nations. 【必要性の詳細(頑張って関連づけ)】
The UN provides a forum for warring nations to reach a compromise and find a solution to the differences in a peaceful way. 【必要性に対する国連の動き(芋づる)】
I conclude that the above are the reasons why the work of the United Nations (UN) is more relevant, effective, and urgent now that at any time in history.【結論】
[306単語]
まとめ
上記が本番で実際に私が書いたエッセイです。一字一句そのままなはずです。
各パラグラフ最初の方さえ頑張ってエッセイトピックと関連づけができれば、そのあとは芋づる方式でどんどんエッセイが書けました。
書きやすいトピックだったと言うのもあるかもしれません。
合計35分位時間をかけてしまったので、他のセクションが疎かになってしまいましたが、しっかり時間を割いた分結果が出て良かったです。
もしまだ国連エッセイの書き方で悩んでいる方は、各ボディパラグラフにおいて「必要性→必要性に対する国連の動き」の一連の流れにフォーカスして書いてみると、意外とすっきり書けるかもしれません。
それをボディで3回繰り返せば良いだけです。
しかし、英語アウトプット系の記事は、自分の英語力をモロに晒す(ミスが見つかりやすい)ことになるので恥ずかしいものですね。
ご参考までのライティング記事でした。