上級者への道

英検1級(筆記)【後編】

こんにちは、なみすけ85です。

前回で英検1級(筆記)の学習法の根幹となる部分は全て伝え終わりました。

今回は、微力ながら試験合格に寄与するかもしれない受験テクニックや当時の私の成績など、主に補足情報を掲載しますので、適当に読んで頂けばと思います。

受験テクニック 【少しは効くかも?】

「英検1級は基本的に小細工が利かない試験だが、コツ的なものはある。」というのが自論。私のやり方だが参考までの情報として掲載します。

① 問題を解く順番(これは本当に合格を左右するかも)

語彙→読解→穴埋め→ラスト30分になったら必ずエッセイ

 

知っているか知らないかだけの比較的時間を消費しない語彙をまず片づける。そして配点の高い読解に重きを置き、穴埋めはできるところまでやるという感じにする。ラスト30分はエッセイに充てたい。(練習で25分でやったことがあるが、見直さないと本当に質が落ちるし、焦って良いアイデアが出てこない究極の悪循環。素点ベースで、穴埋めは所詮1問1点の合計6点。エッセイは28点満点。エッセイで20点に近づく方が先決と考えるべき。)

② リーディング問題の時間配分(合計100分)

語彙:15分
読解:43分
穴埋め:12分
エッセイ:30分

 

※これは単に私のやり方なので、ご自分に合った時間配分で。

③ 試験当日の試験前に勉強しないこと

本番はかなりエネルギーを使うので途中で疲れて集中力が切れる。

④「いつももっと実践的で難しい素材を通して、当たり前の様に英語で生活をしているんだ」と自信を持つこと

心にゆとりが生まれて、落ち着いて問題を解ける。

⑤ 読解問題はとにかく裏を取ってから回答を選ぶこと

時間をキープしつつも、「これが書いてあったからこれをチョイスする」という具合に、必ず証拠を見つけてから(本文中で裏を取る)答えを選ぶ。自分の常識で答えようとすると、本当に英語が読めているかどうか確かめるための引っかけ問題に簡単に引っかかり、得点を失う。

⑥ リスニングの設問の先読みは必要以上にしないこと

何問も先の設問を読んでいると、設問自体に内容がないため、中身をどんどん忘れていくので無意味。決して読解の時間をリスニングの先読みに割かない。part3についてはイントロで一問目の先読み、一問目を早く解き終えて二問目を先読みという具合で、直前読みする様にする。(part3の”situation”と”question”くらいは読んでから音声を聞いた方が良いかも。)part4については、part3の最後の問題が終わったらpart4の音声が始まるまで、できるだけ選択肢を読んでおくのが良い。

⑦ リスニングは、リラックスして聞き、何を話しているのかその情景を頭ですぐイメージするようにすること

次はどんな展開になるかと予測しながら興味を持ちながら聞くことができ、集中力を保てる。

⑧ リスニングは最後のセクション、集中し直すこと

語彙、読解、英作文をこなし疲労困憊だろうが、太ももをつねって気合を入れなおす。これが終われば試験終了なので力を出し切る。



受験後の感想

英検1級に合格したのは、かれこれ何年も前のことになるので、現在の英検のスコアとは表記が異なるかもしれません。とりあえず、学習効果の証拠という意味で、上記で紹介した学習を日々継続した結果を、素点ベースで振り返ります。

私が英検1級1次を合格した時の得点は85/113点。合格ラインは80点。問題を解いた順番は上述の通り、語彙→読解→穴埋め→英作文→リスニングという様に進めました。

語彙問題:18/25点

まず語彙問題は良くもなく悪くもなくといった手ごたえだった。数問消去法で最後の二択で迷ったが、とにかく読解に時間をかけたかったので設定した時間通りに25問を片づけた。

読解問題:16/20点

緊張したのか、頭が働かず英文が入ってこなかった。しかし「いつも読んでいるTIMEより簡単だ」という気持ちで、心に余裕を取り戻し、論理的に裏付けながら回答していった。全10問のうち2問が、最後の2択まで絞り込めたが、決定的な文章を本文から探せず、こじつけ的に解答し、両方とも間違えた。穴埋めも全問残しているので、「これ以上探しても解答にたどり着けない」と感じたところで、時間との闘いの中、読解を切り上げた。

穴埋め問題:3/6点

この日の穴埋め問題はとにかく難しかった。結局読解に予定以上の時間を割いたこともあり、全体の半分しか得点できなかったが、もし仮にこれに時間を取られていたら、時間不足で1問2点の読解問題をボロボロと落としていただろう。これが、配点の高い長文読解問題を先に解くことを提案する最大の理由。

英作文:20/28点

全体的に時間が押してきて、結局英作文に残された時間は25分間だった。かなり焦ったが、普段から「25分で書き、5分で見直す」訓練を積んでいた私は、なんとかぎりぎり解答用紙の最後の行まで書くことができた。見直す時間はなかったものの、キーワード3つを各Bodyのトピックセンテンスに落とし込み、結果20点を獲得。

 

リスニング:28/34点

(part1:9/10点, part2:7/10点, part3:8/10点, part4: 4/4点)

 

TOEICとは逆で、疲れ切ったところでリスニングが来ることに、内心「順番逆にしてくれよ。」と泣き言を言いながらも、「最後までやって完全燃焼」を心の中で唱え、挑んだ。内容は完全に聞き取れなくても答えが選べるものが多く、「ネットラジオよりはゆっくりだな」という感想を持ちながら、落ち着いて解くことができた。集中力がふと切れそうになったときは、これまでの学習で体得した、シャドーイングでカバーしました。結果8割を超える正答率。

試験直後の感想は、「落ちただろう」というのが本音です。リスニングはまあまあというのはありましたが、なんせそれ以外が中途半端過ぎました。さらに穴埋めが明らかにできなかったので、翌日の答え合わせは気が引けました。しかし、英検のホームページで公開された模範解答と照らし合わせると、エッセイを除いて65/85ぎりぎり7割という結果に。ただ、残りのエッセイに十分な時間を充てられなかったため、合格発表までは気が抜けない状態だったが、結果は期待を上回る20点で、全体で85点を獲得し、1次試験合格となりました。

「合格」の二文字を見たときはもはや、、

最後に、私の場合は点数から見ても、合格不合格が紙一重のラインにいたことを実感しました。本番で全力を尽くしていなければ、全快のコンディションでなければ、日々の努力がなければ。どれか一つ欠けていれば不合格だったでしょう。神経質になり過ぎる必要はないですが、「日々の地道な準備」が明暗を分けることもあるので、努力を止めないことがとても大切。

まとめ

私が提案している順序で資格を取っていくことを前提にすると、英検1級(筆記)が、おそらく最大の難所となります。しかしここさえクリアできれば一気に道が拓けます。

これから英検1級の学習プランを練る方、すでに英検1級の学習に多大な投資しつつも合格できない方、机上の学習をやってみて進歩が感じられない方。

上記の学習法は、書籍の購入費を除けば金がかからないので一度検討してみると良いかもしれません。

なお、上にも記載したが、ライティングは記事が長くなりそうなので、別記事で設ける予定です。

TOEIC900を取得した後に、「金をかけずに英語学習」という英語上級者の特権的勉強法を、日々の生活に取り込み気楽に合格を目指したら、英検1級(筆記)に合格するのはきっとそう遠くないでしょう。

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なみすけ85
会社員(35)。2児の父。趣味でブログ運営。英検1級、TOEIC満点、国連英検特A級(外務大臣賞)。できるだけ金のかからない自宅学習法を目指して発信。