小学生の英検

【英検準2級】分野別問題解説【小学校低学年向け】

英検準2級最初の問題集として「英検準2級をわかりやすく」を、とりあえず一周してみました。

今回は英検準2級で求められる能力を、小学生低学年(息子の例なので小一)の目線で分野毎にまとめていこうと思います。

文法はざっくり分かっておけば十分

文法については、「英検準二級をひとつひとつわかりやすく」で登場したものを一通り教えたのですが、まだまだ理解が浅いところがたくさんあります。

特に、小学校低学年にとっては難し過ぎるコンセプトやややこしい時制の変化等は、いくらがんばって教えても、数日後には記憶の彼方です。

そのため英検準2級を突破するにあたり、我が家では、英文法はなんとなくわかっていればOKという程度に留めることにしました。

仮定法や分子構文が分からなくても、英語の語順で長文を読めばなんとなく理解できるようです。(もちろん正確さは欠けますが。)

もしどうしてもお子さんが理解できなさそうであれば、なんとなく和訳のニュアンスだけ理解させて、ゆっくり様子見でも良いと思います。

また思い切ってその文法を一旦保留にして、その分新しい単語を覚えたり、英作文を鍛えたりとする方が良いかもしれません。

(ただし、教えるのを諦めたものは、英検2級や準1級を目指すには基礎中の基礎なので、理解できる年齢になったらしっかりフォローアップしてあげましょう。)

とりあえず親子でやってみた感想として、英検準2級で登場する文法の難易度をランキング形式にしてみました。

 

第1位 分詞構文

 

まずルールが多すぎます。

主語が同じ場合、違う場合、接続詞をあえてつける場合(例: when playing soccer)、主節と従属節で時制が違う場合等、パターンが多岐にわたります。

正直なところ、分子構文については私も少し諦めムードです。

もはや「主語が無くて動詞にingがついていたら分子構文で、訳は(理由)(結果)(時)の3つのどれか」と覚えさせるに留めようかなとさえ思っています。

予想される最大の逆効果として、これまで学習した進行形や動名詞とごちゃまぜになることが挙げられます。

分子構文をやる前にはこれまでの文法を完璧にマスターしておくことが前提条件となるのも注意点です。

しかし一旦分子構文を英作文なりスピーチで使えるようになると、以下の効果が期待できます。

  • 主節と従属節で主語を重複する必要がないのでとても便利(省エネ)

分子構文を使えるようになったらとにかく英語のアウトプットが楽になります。

気持ちよく長い英文を話すことができる上に、英語は後から情報を付けたし修飾しながら文構築をする言語なので、このテクニックを習得しておくととても流暢さが増します。

また英検1級の面接を含む今後のスピーキングテスト全てにおいて十分活用できます。

  • 重複がない分英語が一気に洗練される

英文が洗練され、英作文が日本人英語から脱却の第一歩となります。

 

第2位 仮定法

 

やはり「仮定法過去完了」の理解に苦しむようです。

「空手の型」を教え込むが如く、「形」で覚えさせていますが、完璧な理解には程遠いです。

(例:主節でwould have 過去分詞なら、従属節はhad + 過去分詞。主節がwould 動詞の原型なら、従属節は過去形。という感じ。)

半年後でもこの原理を完璧に理解できるかどうか分からない状態です。

とりあえず「形」で簡単な文法問題が解ける様になり、「仮定法は実際には起こっていない事」というニュアンスで意味が取れれば、現段階としては良しとしています。

 

第3位 助動詞の過去形

 

助動詞を使って過去の内容を伝えたいときは、「助動詞 + have + 過去分詞」。

「have + 過去分詞は現在完了形なのになんで過去になるの?」なんて言われたら説明できる自信がないですが、形としては他に比べるとシンプル。

上位2つは無理でも、準2級を受験するのであれば、このあたりくらいまでは理解しておきたいところ。

 

上記の様に「子供には難しすぎるのでは」と書きつつも、仮定法や分子構文まで到達すればおおよそ英文法がおおよそ終わったことになります。

我が家の方針としては、英検準2級だけでなく2級、準1級とさらに上位級を目指すため、今後どこかのタイミングで少しずつ「洋書の多読」を取り入れるつもりなのです。

個人的なこだわりですが、洋書多読は、文法が大体わかった上で実践したいので、もう少し息子の文法習熟度を上げるためにがんばるつもりです。

英検準2級の文法をマスターさせるためには、「同じ文法問題を何度も解くこと」、そして「解答の際になぜそれが正解なのかを説明できること」の2ステップが大切です。

「問題集の量をこなすのではなく、インプットしたものを暗記させること」を念頭におくと良いでしょう。

単語は、出会ったものを完璧に、わかる分だけ

PASS単の単語だけをとりあえず一周しました(熟語は手つかず)。

これまで3級や4級でやった様に、「問題集で出会ったものは100%習得し、単語帳で覚えらそうなものを重点的に拾う」方法を取っています。

この点でも文法と同様に、「問題集を覚えるまで繰り返しやりこむ」精神 (= マスターもせずにすぐに新しい問題集に手を出さない事)はとても大切になります。

PASS単を見てみると、文法問題程難しいものは多くないですが、中にはtechnologyやglobal warmingという単語が出てきます。

日本語で説明してわかれば覚えるとより良いですが、分からなければ気にせずどんどん飛ばしましょう。英検準2級には、この手の小学一年生にとっての難単語が一定数含まれていますので、分かるものだけしっかりやることとしましょう。

可能であれば、単語は毎日少しずつでもやり続けると良いでしょう。やったところを小テストしてみるのも効果的です。

また登場する単語は、横文字にできるものは英語のまま覚えさせると覚えが早い場合もありますので、ご参考まで。(上の例で行くと、technologyは「技術」と教えるのではなく、「テクノロジー」と教える。)



長文について

まだ「わかりやすく」の問題集で一度解いただけですが、気のせいでしょうか、難易度は英検3級からそこまで急激には上がっていないような気がしています。

文章の量が多くなっていたり、文章の流れに沿う穴埋め問題(これは話の展開が回答ポイントになるので小さい子には難しい)が新たに登場していますが、英語の難易度的には予想以上に高くないように思われます。

もちろん文章の内容が大学生活の話だったりするので、そういう意味ではレベルアップが要求されますが、英検3級と準2級の差は、英検4級と3級の差程大きくないかもしれない。

とは言ってもまだ6割も取れていなかったので、対策についてはこれから検討します。ここでがんばって7割くらい取れるようになりたいところです。

リスニングについて

出てくる単語の数も増え、内容は確かに高度になっていますが、個人的には、以前やっていた【進研ゼミ小学講座】のチャレンジイングリッシュ のレベル8のリスニングの方が難易度が高いように思われます。

内容が難しいものは当然できないと思うので、そういう類の問題は飛ばして、できる問題を重点的にやりましょう。

また、解答時間が短いので、一瞬で話の流れを掴んで正解を選ぶのが難しい問題もあるでしょう。学習方法はこれまで同様、日々のシャドーイングトレーニングが重要となります。

(過去記事はこちらを参照:やはりリスニングは得意の様子

英作文について

なかなか本格的な英作文になってまいりました。

問題集にあるような回答をサラっと書けるようになったら、英語学習者としては大したものです。

ただ、ここではそれなりにロジカルに作文しなければ良い採点がもらえません。

これこそが小学低学年の子が英検準2級における最大の鬼門なのです。しかも英検3級に引き続き配点がでかい。

「ロジカルに」は一長一短で身に着くものではありません。

いくら親が教え込んでも、最終的にはその子がどのように頭の中で考えるかですので、少しの向上はあったとしても、教えきることは困難でしょう。

これに対しては、とにかくたくさん英文を書くこと。親が採点の時に「こういう理由の方が良いんじゃない?」と助言すること。因果を意識させること。くらいでしょうか。

一旦論理的な回答を覚えても、問題が変わればまた幼稚な回答になりますが、できるだけこのプロセスを多くやることで徐々にではありますが子どもの中でロジカルシンキングの感覚が磨かれていくと信じましょう。

注意点としては、「無理なものは無理」なので、子供に無理強いすることだけは避けなければなりません。(「なんで分からないんだ」とヒステリックになることだけは止めて、子供らしい回答を微笑ましく気長に見守ってあげましょう。)

まとめ

このように問題集をざっと見ただけでも、小学生低学年にはなかなかハードな内容だということがわかりました。

ただ全体的にやってやれないことはないかと。

一発合格でなく、何度も受験するうちに、子供自身が成長し、難しい文法のコンセプトを理解できるようになったり、英語を通したロジカルシンキング力が身についたりすれば、意外とあっさり合格できるでしょう。

ここから先は親子共に気長にやっていくことが大切な様です。

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なみすけ85
会社員(35)。2児の父。趣味でブログ運営。英検1級、TOEIC満点、国連英検特A級(外務大臣賞)。できるだけ金のかからない自宅学習法を目指して発信。
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