英検5級でしっかり英語の基礎固めができたと判断されたら、次は英検4級に挑戦。
自宅での模擬試験でも構わないので、5級の試験で7,8割得点できていれば、4級に進んで問題ないかと思います。(問題の中には中学生の感覚を持っていないと解きにくい問題(学校の行事や授業のこと等)もいくつかあるみたいなので。)
そして実際に試験に合格されたお子さん・親御さんは誠におめでとうございます。引き続きこのペースでやっていきましょう。
まずは、幼い子供にとって英検4級とはどんなものか?についてです。
幼稚園年長にとっての英検4級とは
それではまず英検4級のレベルはどんなものか見ておきます。
英検のホームページによると4級相当の実力とは、以下のことができるとのことです。
- 読む:簡単な文章や表示・掲示を理解することができる。
- 聞く:簡単な文や指示を理解することができる。
- 話す:簡単な文を使って話したり、質問をすることができる。(←スピーキング試験は任意で、合否に影響しません)
- 書く:簡単な文やメモを書くことができる。(←筆記試験はありません)
心配になるのは、上でも書きましたが、中学生でないと解けない問題があるということ。
そして級が進むにつれて確実にこの比率が試験問題の中で大きくなるので、特に幼稚園の子供にとっては得点しにく問題が増えるのも事実。
ですが、そんなのは放っておきましょう。
繰り返しになりますが、子供たちの最終目標は、「英検4級でなるべく高い得点を取ることではなく、年齢相応の英語力を身に着けていき、将来的に英検等の資格なり、大学受験なり、実践英語力なりで有利になること」です。
一発勝負のお受験とは違うのです。
高得点を取るためのテストテクニックではなく、年齢相応の英語力という視点で見守ってあげましょう。
暇な幼稚園時代にできるだけやっておく
英検4級を幼稚園の息子に勉強させるなんて全く想像していませんでした。
「もし英検5級に受かる実力が付いたら、せいぜいゆっくり1年くらいかけて英検4級を勉強するのだろう」とか思っていました。
なぜなら、自分が中学生のときに、英検5級を1年、英検4級を1年、英検3級を1年、という具合に教わったからです。
ただ、息子が英検4級の勉強を始めてやっているうちにふと気づいたことがあります。
それは、「小学生になったらこんなペースで英語の勉強ばかりできないのだろう」ということです。
早期英語学習が一部で非難される理由として、「幼少期においては、英語よりも算数が大事とか、手先が器用になる(脳と体のリンクが発達する)そろばんやピアノの方が大事」という意見があります。
私自身、小学校の算数や国語をそっちのけで英語だけ勉強するというのは、反対なのです。
日本の中で最低限生きていく「知」を育む教科は他にたくさんあるからです。
ですので、「小学校の勉強を阻害しない程度に、英語も上達させる」というのが、私の中で必ず守らなければならない早期英語学習のルールでもあります。
そして、できれば小学校に上がる前に英語の規則、すなわち文法をマスターし、小学校に上がったら隙間時間を活用し、簡単な洋書を読むという流れに乗せてやりたい。
小学校の宿題(低学年では膨大な量は課されないとしても)をきっちりこなしつつ、余力で洋書を楽しみことができるレベルとは、やはり最低英検3級相当となります。
まとめ
幼稚園や小学校(低学年)のお子さんにとって、少し難しい問題が含まれつつも、やってやれなくはないのが英検4級。
もちろん正式に英検に合格するか否かはあまり気にしなくても良いのですが、要はそのレベルに達しているかという目で見てあげる必要があります。
我が家はまだ英検4級レベルなので、小学1年生の早いうちに3級合格レベルに達することを1つの中間目標とすることとしました。