「息子に英語を学ばせよう!」と決意したのはいいが。
最初は何からやれば良いだろうと、出だしから大いに悩んだのをよく覚えています。
そのなかで私が優先したのは、英語のための「耳と口」でした。これは早ければ早いほど良いと言われるのを何となく真に受けていたからだったと記憶しています。
今回は、「英語のための耳と口を作り上げるために、まずは王道のフォニックスから始めてみた」という内容です。
フォニックスが英語上達を加速させる
しかしフォニックスを始めるには、まずアルファベットを知らなければいけません。
ということでこんなのを壁に貼って、時間があるときに息子に問題を出したりして、ABCを覚えさせました。
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最初は(というか、無理やり勉強させるのは避けたかったので、しばらくの間は)大文字・小文字の区別がよくわかっていませんでした。
「英語っていうのはなんとなくこんなかたちなんだよー」っていう感じで少しずつ教えました。
その後アルファベットが大体わかるようになってから、フォニックスを取り入れたのですが、私自身フォニックスの存在を昔から知っていたわけではありません。
私は帰国子女ではなくただの純ジャパなので、英語の発音とか音の精度を高めたのは成人してからになります。
実はたまたまYOUTUBEで流れていたフォニックスを見て、私がそれまで英語の発音の本で学んだ大切なことが、子供向けの簡単な動画になっていたことに驚きました。
自分の発音矯正に苦労したのもあって、これこそ早期英語教育に取り入れるべきと独断で判断し、そのYOUTUBEの動画を息子に見せて、毎日歌わせました。
動画のデザインが良いのか、息子は嫌な顔せず、毎日楽しそうにその動画に合わせて歌い、フォニックスを体得しました。
歌が歌えるようになるまでの期間は約一か月弱、フォニックス習得(アルファベットの表を見て全てフォニックスで発音できるようになること)までの所要期間は、約三か月でした。
なお、我が家では使用しませんでしたが、フォニックスの重要性は日本でもどんどん認知されてきており、いくつも参考書が出ています。
ぜひご自身とお子さんに合う参考書を一冊見つけるところから始めるのをお勧めします
上記で紹介したフォニックス学習より効率的に学習できる教材が最近出版されております。
こちらは、本で練習するだけでなく、YOUTUBEに子供向け学習動画がたくさん用意されていますので、より気軽に学習できます。
まずはこの2冊を完璧にするところからということで、我が家も娘(小1)のフォニックスはこちらで実践しております。
寝る前に一緒にこちらのYOUTUBEの動画を見るだけでもある程度フォニックスで読めるようになりました。
「もし数年前にこの素晴らしい本があれば、「フォニックスはこれ一本」で息子の英語教育を進めていた」と思えるくらい素晴らしい。
何が素晴らしいかというと、YOUTUBE動画の音声が実際の子供の声なのです。
不思議と子供は子供の声に興味を示し、反応します。
もともと英語学習に難色を示し続けていた娘が、「英語は楽しいもの」と認識するきっかけになった本でもありますので、強くお勧めしておきます。
アルファベット表 → バラバラカード
アルファベットの表でフォニックスができる様になったら、次はアルファベットをバラバラにして挑戦してみましょう。
子供はフォニックスを様々な要素を用いて覚えようとします。その中には、アルファベット表のどこに書かれているのかという情報で覚えている場合もあります。
アルファベット表を分解することで、アルファベット単体のフォニックスを完璧に覚えることができます。
下で紹介する英語の本を読んでみる場合など、使い慣れた表以外の場所に記載されるアルファベットへの導入がスムーズになります。
アルファベットを拡大して印刷し、厚紙に貼ったシンプルなもの。
我が家の場合は大文字小文字を一緒にしていますが、読みづらいので分けても良いと思います。
単体のフォニックスが完璧になったら、短い単語にしてみましょう。まずはそれぞれ単体で発音して、その後、3つまとめて一息で!
3文字の例(初級レベル)
5文字の例 ①(上級レベル)
5文字の例 ②(上級レベル)
上記はものすごく原始的な一例ですが、意外とアプリなどの無機質なものよりも、紙の素材や質感があった方が覚えやすいという子供(tactaile learner)におすすめです。
フォニックスを定着させる実践教材
子供は習得が早い分、忘れるのも早いです。
せっかく身に着けたフォニックスをまず息子の体に染み込ませる必要があると考えた私は、いくつか英語の本を使って定着を図ることにしました。
たまたまCOSTCOで購入した本があったので、これを使うことにしました。
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「じゃあこの単語読んでみて。」というと、「読めない」とブツブツ言いつつも、例えば、
- DESKの場合は「ドイスク」
- BALLの場合は「ブアル」
- NAUGHTYの場合は「ヌアウグフテュユイ」(←これはさすがに正解とは言い難いですがw)
と洋書の単語がかなり読めるのです。これには感動したのを覚えています。
もちろん意味なんか分かってはいませんが、息子の英語が大きく前進したことを実感した瞬間でした。
ただ当然、最初は文章の法則等全く分かっていないので、
「単語の間にスペースがあったら別の単語だから開けて読むのだよ。」
「カンマ・ピリオドも別の文章になるから開けて読むのだよ。」
「文の最初の文字は大文字なのだよ。」
とかゆっくり教えながら、息子に寄り添いつつ一緒に音読の練習をしました。
さすがに単語の意味が分からない息子にとっては、ただお経を読んでいるのと同じなので、たまにどんなストーリーなのか教えながら興味を保たせました。
これを5歳半ばくらいまでのんびりやったのですが、とりあえずは「意味が分からなくても新しい英語の文章を躊躇いなく自ら音読できる」様になりました。
もちろん間違えもたくさんありますが、とても大きな第一歩でした。
まとめ
お家で早期英語教育を始めようか否か迷われている方も多いと思います。
とりあえずフォニックスをやってみて、調子が良さそうであればその先に進む、と決めるのも良いと思います。
上で紹介した様に段々英語が読める様になるのを見ると、結構感動します。
今はフォニックスの市販の書籍がたくさんありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
早期英語教育を実践する始めの第一歩として、フォニックスをやってみようという記事でした。