英検4級合格のための手順は、ほとんど英検5級と同じであるため、もう仕上げのための記事に入ります。
息子の場合は英検5級に合格してから、約2か月後にこのステージに来ました。
今回は、これまで順調に進めてきた学習に、少し問題が生じたお話です。
問題発生
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問題形式に慣れる必要があるので、「問題用紙の選択肢に○を付けても良い」として、マークシートにマークさせます。
最初は制限時間なしでOKです。
慣れてきたら、制限時間を付けてやってみるのです
が、ここに大きな問題が。
全く時間が足りないのです。
息子が制限時間付きで過去問をやってみると、長文3つの内、時間内に2つ目までも行き着きませんでした。
「最高スピードでやってみて」なんてアドバイスしても、やはり長文が1つ残ります。
英検4級は、5級と比べて文法問題の数は増え、長文問題はより長く複雑になっており、追加の文法や単語の習得のみならず、英語を読むスピードも高いものを要求している様です。
これには私も少しまずいと思い、この時初めて「幼稚園児が英検を合格するのは試験時間的に限界があるのかもしれない」と弱気になってしまいました。
幼稚園児がいかに問題を早く解くか
息子の問題の処理速度をいかに上げてやるかが、当面の課題となりました。
そこで息子が過去問を解いているのを横で分析してみると、とにかく文法問題に時間がかかっていることが判明。
全部で35分あるうちの30分を文法問題にあてていました。
これでは当然長文問題を解き終えられないのですが、ただ「早くやれ」とプレッシャーをかけても何の効果もないことはすぐ分かりました。
原因は、問題を解き慣れていないこと。
まだ、「1つずつ問題の英語を読んで、ゆっくり考えなければ解けない」というレベルなのです。
なので、「制限時間を意識しながらより多くの問題を解くことを気長に続ける」というステップを導入し、腰を据えて学習を続けることとしました。
この問題の根本は、いわばスピードラーニングの弊害でもあります。
次の級までの学習期間が3か月程度しかない場合、やはり「新しい級の問題、形式及び傾向に慣れるための時間」が圧倒的に足りません。
(それもそのはずです。この級のステップアップとは中学生が一年間かけて学習する内容なのですから。)
そしてその結果として、時間がかかっていたようです。
子供が問題を解くのが遅いと分かった場合は、ぜひ気長に見守ってあげましょう。
不安になる必要は一切なく、焦らずじっくり毎日学習すれば何も問題ありません。
英検を受ける前に身に着けた基礎力が後に起爆剤となることに加え、英検初級(5、4、3級)は問題の幅が狭いということもあり、新しい問題に触れるうちに見たことがある問題に出くわす確率が上がります。
これによって、小さい子供でも、回答速度がみるみるスピードアップしてきます。
(次回へ続く)