こんにちは、なみすけ85です。
今回から英検準1級の勉強をスタートしていきます。
早期英語教育を始めた当初に掲げた目標は、「小学生のうちに英検2級、できれば準1級」。
英検準1級は、息子が小学生のうちに挑む最後の英検となります。
Contents
レベル
英検準1級は、一般に「大学中級程度」レベルとされております。
ではそのレベルとはどんなものか?
英検の公式情報を参照し、具体的にこれまで受験してきた「英検準2級」、「英検2級」、「英検準1級」と比較してみます。
準2級
習得目標
「使える英語で世界へ」
程度
日常生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。
審査領域
- 読む:日常生活の話題に関する文章を理解することができる。
- 聞く:日常生活の話題に関する内容を理解することができる。
- 話す:日常生活の話題についてやりとりすることができる。
- 書く:日常生活の話題について書くことができる
対外評価
高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級(文部科学省)
2級
習得目標
「使える英語で世界へ」
程度
社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。
審査領域
- 読む:社会性のある内容の文章を理解することができる。
- 聞く:社会性のある内容を理解することができる。
- 話す:社会性のある話題についてやりとりすることができる。
- 書く:社会性のある話題について書くことができる。
対外評価
海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。
準1級
習得目標
「リーダー(品格)の英語」
程度
社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる。
審査領域
- 読む:社会性の高い分野の文章を理解することができる。
- 聞く:社会性の高い内容を理解することができる。
- 話す:社会性の高い話題についてやりとりすることができる。
- 書く:社会性の高い話題についてまとまりのある文章を書くことができる。
対外評価
「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。
社会性が高いテーマとは
英検準1級は「社会性が高い」がキーワードになります。
言うまでもないですが、難しい。
中身もですが、当然それを表現するための英語も難しい。
英検準一級の過去問(和文)を見てみると、長文読解がキツそう。この堅い日本語を読める学年って小5とか小6とか?となると、英検対策としては、語彙をコツコツ貯めておこうかな。今理解できるやつだけを少しずつ。 pic.twitter.com/8JsNb8c04C
— なみすけ85 (@namisuke85) April 4, 2021
上述の英検準1級の習得目標を見ると、「リーダー(品格)の英語」とされており、これは英検1級と同じ「上級」の分類です。
この点を考慮すると、我が家の場合は、小学5、6年生あたりで合格を狙っていきたいと考えています。
準1級の語彙と小学生(高学年)
実際に英検準1級の単語帳を数冊みてみると、一点気をつけたい点が見つかりました。
それは「英検準1級には受動語彙が数多く含まれている」と言うことです。
- 一般に口語で自然に使う「能動語彙」
- 書籍等に記載される意味を理解できる「受動語彙」
例えば、アルクの単語帳キクタン準1級(No.0740)にある、”eloquent (雄弁な)”。
日本で育ち、英語の勉強を頑張った小学生が、これを口語で自然に使うとは到底思えません。
ネガティブな話として、仮にこのような「受動語彙」を小学生が無理して一生懸命覚えるとどういう状態になるか?
普通に話す会話に変に難しい単語が混ざり、ぎこちない感じになってしまう可能性は否めません。
この点はリスクと捉えて十分注意しながら、日本語で意味がわかり覚えられるものだけ拾っていくスタイルで進めたいと思います。
それでも英検準1級を狙う理由
ではなぜ「できれば」英検準1級を狙っているのか?
1つ目は、一般に小6時点において、帰国子女のお子さんの英語レベルの指標が英検準1級であるためです。
中学受験の際にどれだけ考慮されるかは学校によりけりですが、できれば少なくとも資格上の英語力は同等に持って行ってやりたい、と言うのがあります。
2つ目は、高校生時点からの逆算によるものです。
仮に、海外大を狙う場合、大体TOEFL100を取れる実力がついていればよほど語学系の分野にいかなければ、米国のトップ校でも英語力においては十分なはずです。
そうすると各レベル3カ年計画で、
「小6で準1級 → 中3で1級 → 高3でTOEFL100」
は、私の経験上、結構余裕を持ちながら実現可能だと思います。
現段階で、我が家は海外大は選択肢にありませんが(学費が高すぎるので!汗)、可能性は広げておくに越したことはないと考えています。
狙い方
小学4年生になると、中学受験塾が週2回あったり、本人の興味の範囲が広がってきたり、当然友達と遊んだりと、英語以外にやることが増えてきました。
そのため、英語はほどほどに、と言うことになるのですが、英語力向上を目指すなら、日々の生活にいかに英語学習を組み込んでルーチン化するか、が大事になってきます。
今のところ、以下が習得目標です。
- 単語:Duo 3.0 など英検準1級レベルで文章で覚えやすいものを1冊マスター
- 洋書多読:ハリーポッターやTime for Kidsに挑戦
- リスニング:アニメだけでなく、子供向けのニュース番組やドキュメンタリに挑戦
- スピーキング:オンライン英会話を長期継続、基本動詞を使い倒せるようになる
最後の仕上げは、準1級の過去問となる予定ですが、まずは英語力をネイティブ素材を中心に使ってしっかり上げておこうと思います。
ネイティブ素材は何より「楽しい!」ので、できるだけこの惰性で合格を目指したいところ。
英検2級までの文法や英単語の下地があれば、すでに結構色々な素材を使って英語力を「運用」できるはずです。
一旦英検を離れる学習で、英語力を底上げするところから始めます。
まとめ
英検2級に合格した後は、色々なことができるようになっています。
すでに英語力がしっかりついているので、洋書やアニメやオンライン英会話もそれなりに楽しめるはずです。
小学生としては、もうすでに十分と判断できますね。
しかし、一旦そこで落ち着くのもありですが、できるなら小学校のうちに準1級を目指すのも悪くないです。
準1級を目指すことにより、上記に書いた実践教材に取り組むモチベーションを親子で共有できる点が素晴らしいためです。
また、英検準1級は「社会性が高い」問題が頻発することになりそうです。
子供は小学校5年生、6年生となるにつれて、学校や日常生活において論理、社会、理科など色々な経験を通して、英検準1級に必要な背景知識を習得していくでしょう。
「1、2年後に英検準1級に必要な背景知識が入った時点で、英語力の準備もできている」という状態を目指したいと思います。