英検3級の勉強もなんだかんだ色々ありました。
振り返ると最初の受け身やIT-FOR-TO構文、現在完了は意外とスムーズに定着したかと思えば、関係代名詞で大苦戦。
日本語でもそのコンセプトを理解させるのに時間がかかった挙句、すぐ忘れるので諦めました。
ただその他でできるものはやっていくというスタイルで学習を進めてきました。
今回は、英検3級の仕上げ、そして次の級である準2級も見据えて学習を進めてみる、という内容です。
3級筆記の仕上げ
さて、「英検3級をひとつひとつわかりやすく」が全部終わったので、恒例の過去問で仕上げていきます。
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まずは時間制限なしで。
英検3級の試験時間は、4級と比較すると長いので(筆記は50分間)、最初は「リーディングとライティング」と「リスニング」に分けてやりました。
リーディングにおいては、最初のうちは回答スピードはのろのろですが、これは4級のときに経験済。
解いた問題数が増えれば速度も上がるので、ゆっくり気長に回答数を重ねていきましょう。
息子の場合は大体過去問を3回分やったところで、時間制限を付けてやり始めました。
我が家の場合ですが、全部で50分間ある筆記試験の時間配分は以下としました。
- 文法:15分
- 長文:25分
- ライティング:10分
まだ小さいので焦ってライティングをやらすと、採点者が読めないレベルの文字になるので、やや長めに取ってあげるのがポイント。
(過去記事こちら)
全部過去問を解き終わる頃には、大体8割くらいの正答率を確保できるようになっていました。
さらに上を目指すのであれば、やはり一に単語、二に単語と、とにかく単語単語単語。
次の準2級にもつながるので、少しずつでもボキャビルも引き続きやっていくことにします。
次級も視野に入れた学習
小学生の英検学習のボキャビルについては、問題集で出会ったものをきっちり習得し、足りない部分をPASS単等の有名な単語帳で補強するというのが、おそらく一般的かと思います。
しかしながら、特に小学生の英検学習者においては、最近発売された会話型の英単語帳がこれまでものを上回るポテンシャルを秘めているのでご紹介します。
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「タンタン」とは少しふざけたネーミングですが、中身はこれまでありそうでなかった優秀な英単語帳となっています。
構成は、「図書館」「ボランティア」「中華料理」などのトピックが全部で84あり、1日1トピックを学習するというもの。
各トピックは、学習単語10語が含まれた、30語前後の短い文章で構成されます。まずこの英文の音声を聞いて、次に音読し、最後に仕上げで日本語を英訳します。
息子は英検3級レベルに相当する「中学英語やり直し編」を使っていますが、始めてから数週間で、単語習得スピードにおいて圧倒的な進歩が確認されました。
「知らない単語を使ってアウトプットすることによりそのインプット効率を上げる」という発想は中々斬新。
そして、単語の意味がわかる様になるだけでなく、新しい単語をどんどん実用できる様になるのですから、従来の単語帳の学習過程と比較すると、英単語を実用化できるまでの工程が一工程短い、つまり効率的というわけです。
準2級と2級用として、このシリーズの「高校英語やり直し編」があります。(後ほどご紹介予定)
また上記の語彙力UPに加え、英文自体を暗記してしまえば、その英文音声の蓄積はリスニング能力の向上に直結します。
そしてこのレベルで英訳ができる様になれば、そのスピーキング能力は英検3級だけでなく、準2級、果ては2級の2次試験(面接)においても十分通用するものになります。
この単語帳を徹底的にやり込むことで、今後上位級に挑戦するための基盤づくりができそうです。
まとめ
さて来週は英検3級1次試験本番。
模擬試験においては、息子は十分英検3級以上の実力を身につけたことが判ったので落ちても受かっても次の準2級に進む予定ですが、これ以上の級は語彙力勝負になることは分かっていました。
そのため正直なところ、息子がこの先、単語学習を根気よく続けるには、PASS単などの(失礼、我が家にとっては)内容が味気ない単語帳だけでは、モチベーション的に少し厳しいと感じていたところでした。
そんな矢先にたまたま出会った単語帳「タンタン」は、今後の息子の学習計画の軸となりえる教材でした。
英検3級から準2級に移行するという最高のタイミングで出会えたこのシリーズの単語帳に感謝しつつ、本書の実際の効果等近況を引き続き掲載していきます。
しかし、この「習ったことを即実用させる」というコンセプトは、これまでこのブログで提唱してきた「お風呂英文法」や「お風呂英作文」に通ずるものが有るのでは?というのが初見の感想でした。