これまで本当にたくさんの方法で英語に触れてきました。
子供は本当に多くのことを学び頑張りましたが、親も努力したはずです。
しっかり親御さん自身を労ってあげましょう。
それでは、英検5級の最後の仕上げについてです。
制限時間も含めて仕上げていく
さて英検5級を攻略するには、最後の関門となる「制限時間問題」をクリアしなくてはいけません。
受験慣れしていない子供が大人のように腕時計を見ながら受験するというのはあまりに高度なことです。
リスニングは音声に沿うので問題ありませんが、リーディングについては、「だいたいどれくらいのスピードで問題を解けば良いのか」を体得させる必要があります。
我が家の手順は以下の様にしました。
それぞれの段階で、親が十分と判断したら次の段階に移るのが良いかと思います。
- やり終えた過去問で制限時間付きでやってみる
最初はLR全部通しでなくても、リーディングだけで十分です。こうすることで、子供は多少問題を覚えている分、時間制限をスムーズに導入できるはずです。また、子供が見るか見ないかは別として、試験で使う時計を置いておきます。これについては「できるだけ時計を気にしながらやるんだよー。」くらいで十分です。
- マークシートで回答してみる
マークシートの塗り間違えを防ぐため、「問題用紙の選択肢に○で囲み、マークシートにマーク」という方法が良いです。息子の場合もそうでしたが、問題用紙に○だけつけて、マークシートを塗っていないことが練習の中で結構ありましたので、注意が必要です。せっかく頑張ったのに、ミスが原因で不合格になったらかわいそうですので、この辺のテスト対策もしっかりやっておきます。
- まだやったことのない過去問を時間制限付きでやってみる
本番さながらです。最初はやったことがある問題と比べて回答スピードががくっと下がるはずですが、英検5級の問題というのは出題範囲が非常に狭いため似た問題を早く解けるようになります。
受験前にここまでできれば準備は完璧です。
受験本番前の注意事項
ここまでくれば隣の席の中学生と同じ(もしくはそれ以上の)英語力をもっています。
つくづく小さい子供が持つ可能性というのはすごいものですよね…
ところで、「あとは本番を待つだけ!」と思っていると、実はまだ気を付けなくてはいけないことがあります。
英語の事ではなく、試験の事です。
英検はご存じの通り、各高校や大学受験の際に優遇条件として取り扱われるため、受験生皆真剣です。当然泣いたり叫んだり席を立ったりなんていうのは、他の受験生やその親御さんからしたら迷惑でしかありません。
受験前に必ずこれを確認しておきましょう。
http://www.eiken.or.jp/eiken/eikenkids/
どうしても受験できそうにないと親が判断するときは、先延ばしにしても全然問題ないと思います。
また受験問題は数日後には英検のホームページで公開されるので、家で受験してみるというのも良いと思います。(息子は5級に関しては自宅受験しました。)
まとめ
これまで色々と英検5級の勉強法について解説しましたが、英検5級は所詮短期目標であり、単なる通過点にすぎません。
これを目指すことによって、最終的なゴール(我が家であれば、小学生のうちに最低英検2級、できれば英検準1級合格)に向けて、英語力を順調に伸ばすというのが受験の本当の目標です。
ぜひ一度子供とじっくり話し、本番受験の適正時期を見極めておきましょう。